平成21年6月10日
画像クリックで拡大できます
 ベニヤ板を切り出して、ベロを作った。
 これは、ダクト本体の下面に取り付くフタがダクト本体と同様に2分割となるため、5.5ミリの薄いベニヤ同士がうまく面一にならなくなってしまわないようにあべこべにかみ合うような仕組みにするため。
 ベロを取り付ける部位の断熱材をカッターで切除。
 切除といっても、カッターでそぎ落とすので、どうしてもベニヤ板と断熱材との境目に正確にカッターを入れるわけにいかず、断熱材が薄く残る。

 ベニヤ側に付着している断熱材は確実なベロの接着に良くないので、サンドペーパーで擦り落とす。
 実際に取り付ける位置にベロを配置してみて間違いのない事を確認。
 マジックで線を入れてベロの接着したいポジションをマーキング。
 木工用ボンドでベロを接着。
 木工用ボンドは、乾燥するまではちょっと触るだけでヌルヌルと動いてズレて接着されてしまうので、それを防ぐために画鋲で固定。
 接着面全体に広くボンドを塗って貼り付け。さらにその周囲に、サンドペーパーで先の角を取って丸くした割り箸でベロの周囲へ塗り込む。
 割り箸の先を丸めた事で、R(アール)ができ、ボンドがRのついた状態でベロの周囲に塗布できる。
 不要なボンドを濡らしたスポンジで薄め、ウエスで拭き取る。
 接着完了。
 自然乾燥。
 網戸用のスポンジゴム製クッション材をエアコン室内機との結合部へ貼り付ける。

 ここは、合板の木口(側面)なので、そのままではきちんと接着できないため、あらかじめパテ埋めしてペーパー掛けして滑らかにしておいた。

 スポンジゴムは、裏面に両面テープがついているので、剥離紙を剥がすだけで貼り付けができる。
 ベロのついたフタを取り付けてみた。
 今までは仮として丸い頭の「鍋アタマスクリュー」を使っていたが、実際の取り付けは面一になるように「皿アタマスクリューを使う。

 このスクリューを使うには、「皿揉み(サラモミ)」といって、円錐形に成形する必要がある。
 皿揉みは、深さの調節が微妙。
 足りないとネジのアタマが飛び出た状態になるし、やりすぎると奥に入ってしまうし、板が薄くなった事で強度は一気に低下する。
 フタに貼る壁紙を取り出す。
今の壁紙は最初から糊が塗ってあって、剥離紙を剥がすだけで簡単に貼る事ができる。

 剥離紙には大まかな目盛りまでついていてとても便利だ。
 壁紙の貼り付け。

 ローラーでよくなじませ、入ってしまった空気も追い出す。

 ベロの周囲はちょっと形状が複雑だが、カッターを使って丁寧に貼り込む。
 グレー5番で塗装。