平成21年7月10日
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 電気配線がおおかた片づき、次の作業へ。
 今度は店裏(お客さんから見えない部屋)の床上げ。
 これはやるべきかどうかかなり悩んだのだが、結局、コンクリートの床に直接タイルカーペットを貼ってしまうと、従業員が真冬、長時間作業をしている時にスリッパを通じて冷たさが伝わってきて身体を冷やす事になるし、冷暖房の効率化を考えても、コンクリートは良くないので、断熱材を間に入れたうえでタイルカーペットを貼りたい。
 30x40mmの「野縁材」で枠を作り、その枠に安い合板を貼り付けて行く。
 何度も書いてしまうが、建築の世界は寸法がとってもアバウト。
 一見、直角に見えても実はそうでない。
せっかく買った時には正確な長方形をした合板だが、部屋の形に合わせて台形や菱形にして行く。
 裏には発泡スチロールを、これまた変な形に成形してからはめ込んで行く。
 こっち側は1639mm、向こう側は1643mmなんて感じ。
とってもやりにくい。
 狂っているのは壁や柱などの縦の世界だけではない。
 コンクリートの床も起伏があり、真っ平らではない。
 歩いてわかるほど盛り上がっているところや沈んでいるところがあり、枠を作っても、片方が持ち上がってしまったりする。上を歩いていくと体重がかかってはじめてコンクリートに接触する。
 ひどいもんだ。
 コンクリート施工した時の職人さんの腕次第なんだろうな。
 もっとレベリングをしっかりやって欲しかったね。
 枠の組み方は、あらかじめ計測して図面も引かないし、アタマの中にもない。全て組んで行きながらその場その場で考えながら組み立てて行く。
 大工さんで言う「現場合わせ」ってやつだ。

 だってそーでもしないと無理だよ。基があまりにいい加減だから、これを数値で決めていくにはかなり緻密な計測作業と製図作業が必要になってくる。
 そんな事してる暇はない!
こーしてる間にも家賃はかかってんだ!
 作業を終え、帰宅すると、ヤフオクで入手した端子台のジャンパ金具が届いていた。


 ・・・これで作業がまた進む。